行間が狭すぎる(広すぎる)文章は、読み手からすれば、よほど重要な内容でない限り読もうという気にはなりません。
そもそも「本当に読んでほしいのかな」とさえ思ってしまいます。
読んだとしても、中身が入ってこず、目の疲れやストレスとなってしまうでしょう。
文章の行間を調整することは、読み手への気遣いです。
行間を調整する方法を身につけて、ぜひチラシや資料作成に活かしましょう!

文章の行間を調整する重要性

行間が0の場合と1,5倍に調整した文章を並べてみました。
どちらの文章が読みやすいですか?
ほんの少し手間をかけることで、読み手にとって、とても読みやすい文章になります。
とくに長文を読んでもらうには、この行間の調整が重要です。
「相手に読んでもらえない、伝わっていない、理解してもらえない」という方は、もしかしたら見た目に原因があるかもしれません。
行間を狭くする(広げる)手順
1│行間を狭くしたい(広くしたい)文章を選択します。

2│「ホーム」タブメニュー→「段落」ダイアログボックスを開きます。

3│「インデントと行間隔」タブ→「行間」プルダウンをクリックし、「固定値」を選択します。

4│「間隔」を指定します。

5│「OK」をクリックすると、行間が狭く(広く)なりました。

テキストボックス内の文章の行間を調整する方法も同様の手順です。
文章が読みやすい行間とは?
行間は文字サイズに対して、1.5~2倍程度が読みやすいといわれています。
ちなみに私の場合、文字サイズがWindows標準の「10.5pt」のときは、行間の固定値は「16pt~18pt」を目安としています。自分なりの基準をひとつ持っておくと、スムーズに作業ができますよ。
おわりに

今回は「文章の行間を調整する重要性とその方法」についてお伝えしました。
身の回りにあるチラシや資料があったら、手に取って何気なく見てみましょう。
とくに何とも思わなかったら、それは、その制作者が文章の行間に気を遣っている証拠です。
一字一句読んでほしいから、細かいところまで気を配っているのです。
読み手はその自然な気配りに気づかないかもしれませんけどね。
おしゃれなデザインは、第一に読みやすいデザインだと思っています。
文章の行間を調整して、読み手に負担のないレイアウトを心がけましょう。
